相続税について

相続に関する相談を受けていると、相続税はどれくらいかかるのかということをよく聞かれます。

行政書士は、税務申告に関する業務や税務に関する具体的な相談を受ける立場にはないこと(税理士の業務であること)を説明したうえで、一般的なこととして、相続税法上の基礎控除額の計算の仕方などは説明します。さらに、もう少し具体的な説明を求められた場合は、多くの税理士事務所がホームページにアップしている、または、税理士が書いている書籍に載っている相続税早見表をお見せすることもあります。

相続税が実際にいくらかかるのかは誰が相続人になるのかによって異なること、また、この早見表は、各相続人が法定相続分で遺産を相続しているものとして税額を計算していることなどから、個々の相続事案によって変わってくるので、詳しいことは税理士に相談することを必ずお伝えしています。

相続税対策について

上記の説明をすると、さらに相続税対策についての質問をされる方もいます。この質問に対しては、税理士にアドバイスをいただく範囲になりますので、税理士に相談してくださいとお伝えします。そうすると、以前税理士に相談したが、相続税にかかる業務はやっていないので相談に乗ってくれなかったという方もたまにいます。

税理士の中には相続税にかかる業務はやらないという方がいることも事実ですので、そういった場合は、相続税に関する業務に強い税理士をご紹介しています。

相続業務は、行政書士、司法書士、税理士、紛争に発展していたら弁護士というように各士業が連携して業務の遂行が求められる分野でもあります。おわかりにならないことがあればお近くの士業にお尋ねいただければ、たとえ専門が違っていたとしても専門の士業をご紹介されると思いますので、お気軽にご相談ください。